【茶葉紹介】東方美人
こんにちは!
本日は茶葉紹介シリーズ第4回目
『東方美人』の紹介です。
東方美人は偶然から生まれた烏龍茶ということを知っていますか?
毎年春、穀雨(4月20日頃)の前から茶摘みが始まり、徐々に収穫の最盛期を迎え、
収穫が終わるとまた次の新芽が伸びてきます。
茶園の人々は、茶樹の休眠する冬期以外はほとんど休む暇がありません。
ところがほんのわずか茶樹に目をかけ忘れた隙に、ウンカと呼ばれる害虫の
被害を受けてしまいます。ウンカは体長3mmほどの蝉の仲間で
茶葉のエキスを好んで吸います。ウンカに吸われた茶葉は
葉先が丸まり紅く変色し成長を止めてしまうことから茶葉としての
商品価値がなくなってしまうのです。
「捨てるのは惜しい」と考えた茶農家は、その茶葉を用いて製茶し
お茶を淹れてみたところ、蜜のように甘く芳しい香りがする
とてもおいしい烏龍茶になっていたのです。
きっとその時の茶農家さんの反応は「まさか!」と驚いていたはずです。
そのお茶は西洋の貿易商人に送られ試飲されると、「甘く爽やかな味わいで
濃厚な蜜のような香り」と絶賛され、西洋へ輸出されるようになったのです。
ヨーロッパへ渡ったそのお茶は、後に大評判となり「オリエンタル・ビューティー」と
称えられます。このオリエンタルビューティーが「東方美人」と訳され
茶葉の名前が定着したと言われています。
吉祥門の東方美人の産地は新竹縣茶区です。
標高300~800mの山で栽培されています。
高発酵度で焙煎度は低い烏龍茶です。
特徴としまして碗に注いだ瞬間、甘い香りに包まれ、口にすると蜜のように甘く
高発酵が生み出す深いコクを感じます。
後味はすっきりとしていますが、飲み干した後には喉元に甘い香りが残ります。
紅く丸まった茶葉のみ製茶される東方美人は、ウンカの飛来する
時期にしか生まれません。
無農薬栽培される東方美人は、デリケートで希少性が高く
非常に価格の高いものも存在します。
製茶された茶葉はよじれ、深い紅褐色に白い産毛のようなものがあり
発酵度は高く、烏龍茶の中ではTOPクラスに入るほどです。
熟茶に入るこの東方美人を飲むと
身体は温まりリラックスしたような心地になります。
渋みが少ない東方美人は、紅茶が苦手な方にも喜ばれるお茶です。
また、ケーキなどの洋菓子などにもよく合う東方美人は
特に女性の方に人気があります。
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